中間管理職のストレスでもう限界だ!メンタルやられてもう仕事が続けられない。(汗)
でもこのまま退職したら家族を養っていくには収入が大ピンチになる!(大汗)
このままリタイアする貯蓄はない(泣)のでしばらく食いつないでいかないといけないのだ。
病気もあって、退職したいのだけど失業保険はハロワに行けばもらえるのだっけ?
そういえば最近よく聞く社会保険給付金って何だろう?
自分にも、もらえる資格があるのなら使わないともったいないのかな?
この記事では地方中小企業で人事・労務を現役でバリバリ担当する中高年のわたしが、実際に退職した時に困る社会保険給付金について解説します。
国の制度の活用なのに知らない場合が多い「社会保険給付金」どうすればもらえるか知りたい!
この記事では
✓ 社会保険給付金とはどういうものなのか?
✓ がんばって自分で申請するにはどうしたらよいのか?
を解説します。
✓ 精神的にまいってる方
✓ 確実に給付されたい方
は転職×退職サポート窓口に依頼してみよう
社会保険給付金は自分で申請できるのかな?
プロに頼むなら転職×退職サポート窓口? ちょっとよくわからない?
という方も以下の記事を読んで参考にしてください。
社会保険給付制度って何? どのようにすればもらえるの?
社会保険給付金というのは法的な名称ではなくて、傷病手当や失業保険などの社会保険からの給付金の申請をサポートしている会社が名付けたものです。
社会保険給付金は「傷病手当」と「失業保険」の総称
退職時に受け取れる給付金といえば、雇用保険の「失業手当」ですよね。
でも失業手当だけだと人によっては3か月間しか受け取れない場合や、自己都合退職の場合は2か月間の給付制限期間があったりします。
そこで利用したいのが社会保険給付金の「傷病手当金」です。
社会保険給付金の「傷病手当金」を利用すると、失業手当と合わせることにより最大で28ヶ月間も給付金を受け取れる可能性が出て来るのです。
しかし「傷病手当金」に関しては制度自体を知らない人も多く、対象となる傷病があるにも関わらず申請をしない人が多いのが現状です。
全国健康保険協会の調べによると、本来この給付金を受け取れる対象なのに申請しない人は約99.5%にも及ぶそうです。
実際に退職に至るときには職場でトラブルがあったりなどして、体調をくずしていたり、メンタル不調があったりする場合が多いですよね。
傷病手当金は退職後にしばらくお休みをしなければならないような不調な方向けに支給されるものなので、次の仕事を決める前に退職をしなければならない方はこの制度を活用することがおすすめです。
社会保険給付を利用するデメリット
社会保険給付金は最大で28か月間申請できる可能性がありますが、その間就労する事はできないので、履歴書の職歴に空白期間ができてしまいます。
再就職の面接の際に、「休職していた期間は何をしていたの?」と聞かれる事もあるでしょう。
ただ「家族の介護の為に休職せざるを得なかった」「再就職に向けて資格取得の為の勉強をしていた」など、休職期間を有効活用していた事を伝えられれば問題ないでしょう。
社会保険給付金を自分で申請する
社会保険給付には傷病手当と失業手当があります。それぞれを最大限受け取るには手順をよく考えなくてはなりません。
傷病手当を自分で申請する
傷病手当金は加入の健康保険から支払われます。したがって退職するときに
①. 現在加入の保険組合に最長2年の任意継続をする
②. 家族の健康保険の被扶養者になる
③. 国民健康保険に加入する
の選択が必要です。
勤務時からの傷病の継続ということを考えれば、①の任意継続で所属している保険組合から申請する必要があります。
申請書は郵送してもらうか、WEBサイトからダウンロードします。
申請用紙は
① 本人が記入するもの
② 会社に記入してもらうもの
③ 傷病を証明してもらうために医師に記入してもらうもの
があります。
基本的には退職をする前に手続きが必要です。
すべて記入して用意で来たら健康保険組合に提出します。
この作業がわりと大変なので、転職×退職サポート窓口のように、代行申請して自分だけでは享受できないようなメリットを最大限引き出してくれるサービスがあるのですね。
また、月1回は通院して医師の証明書も頂くことも大切です。
失業手当を自分で申請する
失業手当は退職した翌日から1年間が有効期間です。しかし、傷病手当と組み合わせる場合は受給の延長申請をしておかなくてはなりません。
ハローワークに行って受給期間の延長を申請しましょう。
「働けない状況」に該当する主な理由
✓ 妊娠や出産、それに伴う3歳未満の子供の育児
✓ ケガや病気などの療養
✓ 親族の介護
✓ 60歳以上の定年などによる離職後の休養
✓ 退職後に事業を始めた場合
など
延長の申請に必要な書類
✓ 離職票
✓ 雇用保険受給資格証
✓ 受給期間延長申請書
✓ 延長理由を証明できる書類
✓ 印鑑
郵送も可能ですが、いろいろ分からないことが出て来るのでハローワークに行って担当者に聞きながら申請するのが良いですね。
社会保険給付金はどれくらいもらえるの?
社会保険給付金がもらえる金額は人それぞれの条件によって異なります。
社会保険給付金のもらえる金額の範囲は?
傷病手当金の支給額は簡単に言うと、1日あたりの月給の約3分の2になります。
また失業保険の金額は、基本手当の日額=賃金日額×給付率となります。
賃金日額=算定対象期間において被保険者期間として計算された最後の6か月間に支払われた賃金総額÷180日
賃金日額の上限額
離職時の年齢 | 賃金日額の上限額 |
29歳以下 | 1万3520円 |
30~44歳 | 1万5020円 |
45~59歳 | 1万6530円 |
60~64歳 | 1万5770円 |
給付率
賃金日額 | 給付率 |
2,577円以上4,970円未満 | 80% |
4,970円以上12,240円以下 | 80~50% |
1万2,240円超1万5,020円以下 | 50% |
1万5,020円(上限額)超 | 注 |
失業保険の給付額の計算はちょっと面倒くさいですが、自分の場合にあてはめてみましょう。
社会保険給付金の貰える期間は
傷病手当の給付期間は最大で1年6ヶ月です。
失業手当は被保険者であった期間と離職理由によってことなります。
自己都合退職者・定年退職者等
被保険者であった期間
1年以上10年未満 | 10年以上20重年未満 | 20年以上 |
90日 | 120日 | 150日 |
会社都合退職者(倒産・解雇など)
被保険者であった期間
離職時の満年齢 | 1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | ― |
30歳以上35歳未満 | 90日 | 120日 | 180日 | 210日 | 240日 |
35歳以上45歳未満 | 90日 | 150日 | 180日 | 240日 | 270日 |
45歳以上60歳未満 | 90日 | 180日 | 240日 | 270日 | 330日 |
60歳以上65歳未満 | 90日 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
これも自分の場合にあてはめて計算してみましょう。
社会保険給付金制度を利用する条件は
傷病手当金は、被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給されます。
全国健康保険協会HPより
会社を辞めてしまって、任意継続被保険者になると基本的に傷病手当は受け取れないのですが、資格喪失後の継続給付に該当する場合は受け取ることができます。
つまり、被保険者であった時期から(会社に在籍していた時から)傷病手当を受けていたなら受給期間内であれば継続されるということですね。
そして、1年以上の健康保険の加入期間があるということが大切な条件です。(会社都合の場合は6ヶ月)
傷病手当金は退職後しばらくお休みされる方向けの手当金なので、再就職先が決まる前に退職する方はぜひ活用したい制度ですね。
傷病手当金は「ストレスでメンタル面に不調がある」「中々眠れない」といった軽度な症状から申請ができる制度です。
ただしもちろん、そういった症状がある人すべてが対象になる訳ではないので自分の場合が当てはまるのかを転職×退職サポート窓口などで確認する必要があります。
失業保険の基本手当の受給資格は算定対象期間(2年間)に被保険者期間が12カ月以上あるのが要件です。
傷病手当の終了後に働くことが可能そうならハローワークで雇用保険説明会に行き、基本手当の受給資格が決定されます。
失業の認定を受けた後は、4週間に1回ハローワークに出向いて失業認定の更新をしてもらう必要があります。
失業保険は働く意思がある人が求職活動をするために支給するものなので次回の認定までに2回以上の求職活動が必要です。
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社会保険給付金を受給している間は基本的に就労とみなされるような行動は控えなくてはいけません。しかし株の売買や不動産所得などの「不労所得」であれば、申請に影響はないとされています。
社会保険給付金の申請をプロにサポートしてもらう方法
ここまでの説明で「社会保険給付を自分で申請する方法」が何となくご理解いただけたと思いますが、なかなかややこしいなと思われたとのではないでしょうか。
退職を考えて親身が疲れている時にこれらのことを自分でやりこなすのはなかなか大変です。
自分で申請するのがなかなか難しいと感じたら、のプロのサポートを受けながら給付するのが安心確実ですね。
また、プロのサポートを頼む場合は退職日までにやらなくてはいけない事が何点かあります。
既に退職済みの方や退職日が間近の方も制度を活用できる可能性はありますが、本来は退職をする2週間以上前に相談するのがベストです。
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社会保険給付金の申請をプロに頼むメリット・デメリット
社会保険給付金を自分で申請するのとプロに頼むのとそれぞれのメリット・デメリットがあります。
社会保険給付金をプロに頼むデメリット
✓ 受け取った給付金の10~15%の手数料がかかる
✓ 担当者が親切とは限らない
✓ 社会保険給付金以外のサービスも提案されることがある
先方も商売なので、それに見合ったサービスを提供してくれるのか公式ページや説明会などに参加して見極めることが大切ですね。
社会保険給付金をプロに頼むメリット
✓ 親身ともに困ぱいしているときに、余計な労力がかからない
✓ 安心・確実
✓ 受給金額を最大化してもらえる。
ネットでググれば何でも調べられる時代ですが、公的機関の申請案件はどんなものでもいざやってみると難しく途方に暮れる場合がありますよね。(汗)
社会保険給付金は会社にばれるの?
傷病手当の申請は会社に書類を書いてもらう必要があります。基本的に在職中からの傷病で受給するので、会社に協力してもらう必要があります。
ただし、傷病手当金は会社が負担するわけではなく、健康保険から支払われるものなので会社が特別いやな顔をすることはないと思います。
ましてやそれが、新しい勤務先に伝わることはありません。
また失業手当も、雇用保険から支払われるものなので会社が特別に損をして労働者に対して恨みがましく思うことはありません。
社会保険給付金はどんな人におすすめなの?
日々の仕事でストレスが溜まり、それが限界にまで達して会社に行くのが困難になってしまう場合があります。
現代のハラスメントが蔓延しているストレス社会では、うつ病などの精神疾患で会社に行けなくなってしまう人が非常に多いという現状があります。
今までは、会社を辞めて失業保険をもらいながら求職活動をするものでした。
現在では仕事で発生してしまったうつ病などの傷病手当を受給した後で失業手当を受給することで、弱った精神を回復して次の仕事に臨むまでの期間を安心して過ごすことができるのですね。
まとめ 社会保険給付金は自分で申請できるの?確実な方法を検証
社会保険給付金は今までは多くの人が利用の仕方を知らなかったので、泣き寝入りをしていました。
「そもそも制度自体知らなかった」
「申請方法が分からない」
「申請してみたけど拒否されてしまった」
などという理由で手当金を受け取れていない人は約99.5%にものぼるそうです。(全国健康保険協会調べ)
今の仕事がつらくて病んでいる場合に、そのままただ退職するだけだと「つらいまま次の仕事も見つけられず失業保険の給付期間もあっという間に終わってしまう」という負のスパイラルに落ちてしまいます。
今がつらくて大変だったら、社会保険給付金の申請を検討して見ましょう。
自分で申請するのと不安だったり分からないことが出て来るので、結局めんどうになりがちです。
おざなりなままになって損をしてしまうのだったら、転職×退職サポート窓口に相談してみましょう。