中高年の転職の厳しさを乗り越える!サラリーマン50代の成功術

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転職
葉哲泰    (Ye Zhetai)
葉哲泰    (Ye Zhetai)

転職サイトに登録すると、中高年の私でもそれなりにオファーはくるのです。

しかし、面接を申し込むと『厳正なる書類選考の結果、誠に残念ではございますが、今回はご希望に沿いかねる結果となりました。ご期待に沿えず大変恐縮ではございますが、何卒ご了承くださいますように』お願いされてしまうことが多い!

平成19年10月から雇用対策法が改正され、年齢を理由に不採用にするのは法律違反です。

なので、企業は中高年のあなたを理由も述べずに選考から除外します。

企業が中高年を採用しないのは年齢にまつわるモロモロの事情です。

この記事は某地方の某中小企業で営業部長のかたわら人事部長もこなす私が採用側の目線も交えて解説します。

 この記事を読むと分かること

✓ 中高年の転職が厳しい本当の理由

✓ 企業が採用時に考えていること

✓ 中高年の転職におすすめな転職サイト

中高年の転職は簡単ではありませんが、自己分析企業分析ができていれば求人自体はあるので必ず道は開けます!

中高年の転職市場の厳しい現実

長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合 (例外事由 3号 イ)

などの都合の良い法解釈をもとに、やんわりと年齢制限を設ける求人は多いです。

ではなぜ、企業はできるだけ若者を採用したいのでしょうか?

50代サラリーマンの転職市場の実態

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果」によると、50代男性の転職成功率は5.1%、女性は10.0%です。55~59歳では男性で6.0%、女性で7.8%と低い数値となっています。

厚生労働省 性・年齢別入職と離職

給料が高い」「頑固・威張っている」「ITスキルが低い」とのバイアスのかかる中高年は転職市場で求められていないので厳しい現実が突き刺さります。

厳しい採用基準と年齢バイアス

当たり前のことですが、60歳定年の世の中なので20歳の人を採用すれば40年間その会社で働いてくれる可能性があります。

55歳の人を採用しても、5年後にはいったん定年してもらわなくてはなりません。

とは言え、若者もすぐやめるかもしれないし、中高年でも定年再雇用で長く勤めてくれるかもしれません。

それは分からないのに、〈中高年=おじさん=頑固=使い勝手が悪い〉とまず偏見から入ります。

50代の私自身が50代の求人者を面接するとそのバイアスがかかるくらいですから間違いありません。(笑)

中高年は企業からすると人件費として高い

中高年は扶翼家族がいる場合が多いです。そもそも中高年の労働意欲は家族を養うためですね。

2人分、3人分、4人分の食費・生活費・遊興費まで稼がなければなりません。

そして企業は2人分、3人分、4人分の食費・生活費・遊興費まで負担しなければなりません。

中高年に求められるのはそれに見合うスキルのある人材かということです。

企業はスキル・能力のある優秀な人材だと判断したらコストがかかっても採用します。

逆に言えば、人件費コストとして高い中高年を、その業界の未経験者で採用することはほぼあり得ません。

転職先を考えるときは、給料を下げたくなければ今までの経験値を活かせる仕事を探しましょう。

新しい職種に挑戦したいという気持ちが芽生えたらそれは素敵なことですが、もし運良く採用されても給料が激減することを覚悟しておきましょう。

もちろん、身軽なシングル中高年の方であれば、いろいろなことに挑戦してキャリアを広げるのもありですね。

中高年が転職で成功するための道筋

中高年が転職者である場合は多くのバイアスがかかるので、転職活動を成功させるにはそれなりの努力と対策が必要です。

50代サラリーマンが持つべき転職成功の姿勢

健康に留意して体力をつける

若い頃と同じように、たばこを吸って、深酒して、寝不足で仕事をするのでは体が持ちません。

定期的な運動をして、たっぷり睡眠をとることがいい仕事につながります。

当たり前のことを言っているだけなのですが、これを実行できる人が転職で成功する人で実行できない人が転職・ひいては人生に失敗する人です。

経験値が低い場合は年収が落ちるのを覚悟する

中高年のあなたを今までかそれ以上の給与で迎え入れてくれる会社は、あなたの今までのスキルに投資しています。なのであなたのスキルが活かせる同業種でないと高給で採用はしてくれません。

もしも運命的に未経験でも飛び込みたくなる新しい仕事に恋してしまったら、給与が激減するのを覚悟しなければなりません。

未経験の中高年でも受け入れてくれる仕事は、年齢給であなたを査定はしてくれません。

もしもどうしても新たなる職種に挑戦して見たくなってしまった場合は、まず家族会議が必要ですね。

自分より社歴の長い人は皆先輩としてリスペクトする

プライド丸出しの人は転職で成功しません。能ある鷹は爪を隠せばよいのです。

あなたが謙虚に振舞っていてもあなたの能力が高ければ自然と他人は認めてくれます。

(あまりにも謙虚すぎると時間がかかってしまうかもしれませんが・・・。)

人は他人のことはよーく見えているので、あなたの実力なりに扱ってくれますよ。

まずは新しい転職先の社員たちの謙虚に教えを乞う姿勢が大事ですね。

中高年は自分の仕事のやり方が固まっている

中高年の経験や知識を活かし仕事をすることは効率的に業務をこなすということで大きなメリットです。

しかし、自分の決まりきったルーティーンをこなすラクさを追求するあまり、新しいことに挑戦するのをためらう中高年のなんと多いことか・・・。

新しいアイデアや技術が次から次に登場する現代では、柔軟性や新しい事柄への対応力こそ求められます。固定したやり方にとらわれすぎると、時代の変化や新たなニーズに対応できなくなることも起こりうるかもしれません。

中高年にも常に学び続けて柔軟に新しいものを受け入れる姿勢が求められます。

中高年はプライドを捨てられない

転職先ではあなたが何歳であれ、会社で一番の新人社員となります。

とくに同業界に転職して、同じような業務を教わった時に『前の会社ではこうやっていた。このやり方の方が効率良い』という姿勢で仕事に臨むのはどうなのでしょうか?

慣れているあなたからすればそのやり方の方がやりやすいだけかもしれません。

いい悪いではなく、『郷に入っては郷に従え』という態度で臨まない中高年はうとんじられます。

中高年は新しいことを覚えられない

中高年の転職を厳しくしているのは、あなた自身のせいだったりします。

『もう記憶力が悪くなって覚えられないよー。』とうそぶいていても、若い頃は抜群の記憶力があったわけではありません。

努力しなければならない面倒くささの言い訳にしているだけなのですね。

歳のせいで新しいことが覚えられないという人は、面倒くさいからルーティーンだけこなして頭を使わずに楽して生きていきたいと考えている人なので転職はできませんね。

転職市場に対応するスキルや資質

転職市場で求められるスキルや資質を持っていれば、厳しい環境下の中高年でも転職できる可能性は高いです。

ITリテラシーの高い中高年になる

生まれた時からスマホがあった世代に比べて、ITリテラシーが低い中高年が多いのは仕方のないことかもしれません。

しかしながら今どきエクセルやワードさえも使えないという中高年は転職する資格もありません。今までの仕事で必要なかったからという言い訳は通用しなくなってきています。

だいたいの場合、仕事で使う機会はあったはずなのに面倒くさいから他の人任せにしていただけです。

定年の年齢を過ぎても社会から有能な人材として必要とされるためにはまずはパソコンやスマホにアレルギーがあってはいけませんね。

新しい人生に踏み出したのだから新しいことに挑戦する

歳をとると『いまさらこの年齢でこれはできないよ』と考えてしまいます。

いまさらこの資格を取ってもと考えがちだったりしますが、以外にもその資格の合格者の最高年齢を聞くとびっくりするくらいの高齢者だったりします。

厚生労働省第54回社会保険労務士合格者年齢別・職業別・男女別

⤴ 上記の試験でも最高年齢合格者は75歳ですね!

\ 参考記事 /

これから超高齢化社会になるので、高齢者になる自分たちがいつまでも挑戦をし続ける気持ちでいることが必要なのですね。

パソコンの苦手意識を徹底的に排除する

パソコンやスマホが良くわからないと言っている中高年に未来はありません。

『中高年の転職は厳しい!』のは事実ですが、何も変わろうとしない人に対しては厳しいのであって、社会の変化や進化に柔軟に対応していこうとする意思のある人に対してはそれなりの道が切り拓けます。

会社の上層部にいる高齢者たちは80歳を過ぎていても、ZOOMやChatGPTを使いこなしているとまでは言いませんが、興味を持って使っている人たちが多いです。

やはり出世する人たちは頭が柔軟で何事にもチャレンジするポジティブな人が多いものですね。

中高年転職の成功への道

中高年の転職は数々の困難がありますが、努力と考え方を間違えなければ乗り越えられなくはありません。

プライドを捨てずに転職を成功させる方法

年齢に見合うプライドを保ち続けたければ、それに見合う経験やスキルで他者から一目置かれるものがなければなりません。

そういう意味でも、自分の経験してきたことと同じ業界や自分の持っている資格やスキルを活かせる転職先を最初から選択して選ばないといけません。

専門性や経験を武器にした転職ストラテジー

例えば小売店などの店長をしている人が転職先を考える場合、業種が多少違ってもマネジメントスキルがあるということで評価してもらえます。

50代まで働いてきた自分の職歴を棚卸して、次の転職先でも活かせそうな過去のスキルを洗い出してアピールポイントにする戦略が必要です。

50代サラリーマンのための転職エージェント活用術

令和時代の転職活動は、まず求人サイトの登録から始まります。

特に忙しいビジネスマンのあなたには転職エージェントに登録してあなたに合う求人を紹介してもらうやり方がおすすめです。

転職エージェントの効果的な利用方法

転職エージェントは週に2.3回、メールであなたにおすすめの求人を案内してくれます。

気になる求人があればエージェントに連絡をして面談を進めます。

転職エージェントの利用ステップ
  •  STEP1
    面談で自分の希望スタンスを伝える
  • STEP2
    対話を通じてエージェントの力を引き出す
  • STEP3
    応募する企業の情報を自分でも調査する
  • STEP4
    過去の選考情報を教えてもらう
  • STEP5
    エージェントに給与交渉をしてもらい最大年収を得る

成功事例から学ぶ中高年が選ぶべき転職エージェント

リクナビNEXT

最大手転職サイトだけあって、数多くの50代向け求人を扱っています。

公開求人は約11万件、非公開求人は約15万件でサイトを検索してどんな企業の求人があるのか見るだけでも社会勉強になります。

しかし、おすすめの使い方はリクルートエージェントも同時登録することです。

忙しいあなたにはエージェントがあなたの志向に合う求人をセレクトして送ってくれた求人の中から選ぶ方が手っ取り早いのです。

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リクルートエージェント

毎日が忙しいあなたはリクナビNEXTを登録しないでリクルートエージェントだけの登録でも良いと思います。

忙しいあなたと二人三脚で転職活動を支えてくれます。

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リクルートダイレクトスカウト

年収800万円から2000万円を目指す、ハイクラス向けの転職サイトです。

非公開求人の仕事に巡り会えます。あなたの経歴を見た経験豊富なヘッドハンターがスカウトで求人を紹介。 ハイクラスのキャリアを目指すあなたのサポートをしてくれます。

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doda

サードパーティーとしてではなく、個人の好みなのでdodaを登録しても良いでしょう。エージェントサービスもあるので同時登録がおすすめです。

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MS-JAPAN

士業・人事労務系の転職に特化した転職サイトです。人事労務畑の仕事をしてきた中高年の方は直近の転職を考えていなくても登録だけはしておいた方が良いでしょう。

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結論:中高年転職のポジティブな可能性

中高年の転職は確かに厳しいです。

しかし、しっかりと撮り組めば経験や知識を活かし、新たな可能性への扉を開くことができる貴重なチャンスでもあります。成功するためには自己ブランディングの強化やポジティブなマインドセット、そしてネットワークの活用など、様々な要素が必要です。

それらを駆使し、自身の価値を信じて踏み出す勇気こそが、新たな成功への第一歩となるでしょう。

中高年の方々が転職を成功させるためには、自らの可能性を信じ、果敢にチャレンジすることが不可欠です。

\ 参考記事 /